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2008 07,31 22:28 |
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昨日新大阪から乗った列車は、下関・小倉で機関車を取り換えて降りるべき小倉駅に到着。
小倉からは日豊本線に乗り換える。平日だったので仕事をされている方々が乗っていた。旅行して手申し訳ない・・・ 途中より高校生が多く乗ってきた。九州の高校生はなぜか平気に床に座る。まだ大阪のほうがモラルが高いかなと思った。化粧をするのはどの地方も同じですな(笑) 1回、柳ヶ浦で乗り換え最初の目的地である宇佐に到着。 ↑柳ヶ浦(古さを感じさせますね・・・) 宇佐駅からバスに乗って、宇佐八幡宮へ向かう。 宇佐八幡宮は日本史に登場してくる神社である。 平城京の時代に時の権力者である法王道鏡が天皇になるために画策する。時の帝である称徳天皇(重祚)が豊後の宇佐八幡宮に信託を受けに行くように側近である和気清麻呂に頼む。結果は和気清麻呂と和気広虫(姉)とで道鏡の天皇になることはなくなった。 そういった由緒のある神社である。鎌倉の鶴岡八幡宮や京都の石清水八幡宮もこの宇佐八幡宮の分祀である。 ↑宇佐八幡宮 <参考blog> 鶴岡八幡宮:Go to East! with 18 youth tickets~日本史資料集の旅~ 石清水八幡宮:川を渡るために~予定は未定~ 参拝の帰り道、ダンディーな男性に声を掛けられる。「カメラを撮ってください」と言われたので快く引き受けた。その方と途中までご一緒する。その方は東京で医療関係のお仕事をされているらしく、出張で大分に来たそうだ。社内ではたわいもない世間話をした。なんだか新鮮な(ホットな)話を聞けてよかった。 ダンディーな方とは別れて、杵築という駅で降りる。今回の旅で中津に行くか杵築に行くか考えた末、杵築を選んだ。なぜか・・・ 中津は小倉に近いのですぐに行ける感じがしたからだ。 そんな理由で選んだ杵築は、大変面白い街であった。 杵築には大友氏の家来である木付氏が建てた城がある。江戸時代には細川氏の領地となる。 なぜ面白い街なのか・・・ これといった軍需工場がなかったせいか、太平洋戦争時に空襲を受けることなく、城の町並みが残っている大変貴重な町である。城は海に突き出した岬に立っており(河口にそびえる)、そこから城下町が形成された。 杵築の町の人はみな「サンドウィッチ型城下町」と呼んでいた。ふたこぶラクダのように台地が二つあり、当然間には谷間が合う。江戸時代の士農工商にのっとり、身分の高いお武家さんはみな台地に居を構えた。商人は谷間の谷町というところに商人町を造営した。 この形は日本の城下町を見ても大変珍しい形だそうだ。 詳しくはHPにで開設するつもりである。(あくまでもつもり・・・) ↑勘定場の坂(台地があるので当然、坂も多し) しかし杵築の人々は本当に親切でした。資料施設では本当に懇切丁寧に説明をしていただけた。インターネットだけでは得られない、現地人の生の声を聞けて本当によかった。 電車の都合上、杵築を十分に見ることができなかった。死ぬまでにもう一度おとづれたい場所の一つとなった。 杵築からは時間上・ダイヤ上の都合により特急を使って小倉に向かった。これは青春18きっぷとはまた別途料金がかかる。いわゆる「ショートカット」だ。 小倉についたころにはもう16時になっていた。急ぎ目的地の小倉城と庭園・松本清張記念館を回るべく、大阪人クオリティーの速足で歩く。(知っている人だけわかる言葉でいいますと、three time's as ~ as) 小倉城は細川忠興が建てた城で、現在は模擬天守となっている。 そばには庭園がある。この庭園は非常によく天守閣が見える構造になっている。 ↑小倉城(庭園より眺める) そばには松本清張記念館がある。点と線や砂の器などの作品を書いた作家である。 ある方の影響で推理小説のほうに傾いたとき、たまたま本屋で目に入ったのが松本清張の「点と線」であった。以来虜となっていまい、今でも何かしらの本は読んでいる。 資料館もじっくり見ることはできなかった。しかし今まで読んだ本や松本氏の生い立ち・経緯を知ることができ大変参考となった。 先ほどから延べているように時間がなかった。ないというのは閉館時間ぎりぎりということである。最後に庭園に回ったのだが、出口を出た時にはもう入り口が半分とじられていた・・・ 小倉は本当に足早に回った。途中駅に向かう商店街で、衝撃的な店を発見・・・ 日本橋系で最近心斎橋に移転した店がありました。ちょっと意外・・・ 小倉からは準快速という関西圏では危機なじみのない種別列車で博多に向かう。 1時間立ちっぱなしで結構しんどかった・・・ いっそうのこと新幹線に乗ればよかった・・・ ホテルに着いた時にはもう20時だった。その後、お土産を買いに街に繰り出し、ホテルに帰ったらオールスターゲームで大逆転のシーンだった・・・ MVP・・・ 本当に詰め詰めスケジュールで目的地を回った。この手日で多くの人とふれあい、机上や資料集・インターネットからは知ることのできない生の情報を、実際の目で見ることができた。しんどい半面大変有意義な時間を過ごせた。 また機会があれば同じところをゆったりとした時間で見てみたいものだ。 【2日目:小倉~宇佐~杵築~小倉~博多】 付録:行程表(記号の説明 ( )乗り換え //下車 ∽折り返し ・・・徒歩) 前夜→<ムーンライト九州博多行>→(小倉//)→<普通柳ヶ浦行>→(柳ヶ浦)→<普通臼杵行>→宇佐//→<バス>→宇佐八幡宮→<バス>→宇佐→<普通大分行>→杵築//→<バス>→杵築市内→<バス>→杵築→<特急ソニック38号博多行>→小倉//・・・小倉城・・・松本清張記念館・・・小倉城庭園・・・小倉→<準快速大牟田行>→博多//・・・ホテル PR |
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