シリーズ「日本」
安倍政権が掲げる「美しい国日本」についてさすらい旅人が、実生活で起こったことを比較して批評していきたいと思います。
今日は記念すべき第１回目です。

11月4日の出来事である。
学校の文化祭でヘトヘト＆切れ気味で帰りの急行列車(近鉄京都線橿原神宮前行き)に乗りこんだ。今回は宣教師さんと共に一緒に帰ったため、少しイレギュラーな丹波橋駅からの乗車となった。
予想通り椅子は埋まっている。想定の範囲内なのであまり気にしなかった。

列車が走りだし、ふと優先座席付近のとびらに目を向けると、30代位だろうか男性3人女性2人が立って話していた。何ら普通の光景である。
しかしうち2名が優先座席付近にもかかわらず携帯をいじっていた。
お前らはバカか！？と少し心のなかで叫んだ。
そして次の駅でご老体が乗ってきた。顔から判断して70代前半だろう。このご老体は大変疲れている様子で、座れないのに少しがっかりした様子で吊革を掴んだ。

私が乗車してから3つ目の停車駅。優先座席が空いた。しかしご老体は気付かない。その間にバカグループが占領してるではないか！！
そしてまた電車は走りだす。私はこのバカグループを人間watchingした。見ればかなりのお金持ちではないか！！  腕にはオメガやブルガリの時計。靴はフェラガモ。スーツは何かブランドを思わせる。若手社長か？それとも資産家か？そんなことを思いながら車窓から見える家々の明かりを眺める。

すると後ろからゲラゲラ笑うバカ声がした。あのバカグループのバカ声だ！  「バカ声なんぞ出すな！！」と思ったとたん、足を上げたり、吊革で遊んでみたり、得体の知れないバカ話をしだした。流石にご老体もこの光景に気付く。気付かざる終えない。

「バカグループよ。ご老体に席を譲りたまへ」と心で叫んびながら、バカグループを睨む。可哀想にご老体は結局座れず下車していった。

「品の悪い金持ちたち」世の中にはいろんな奴らがいる。安倍政権が掲げる「美しい日本」は果たして現実のものになるだろうか。教育基本法改正で義務教育課程の生徒をしごくのはよろしいが、その生徒の親を指導すべきではないだろうか。